酵素に至適温度があるっていうけど、それ、何？

酵素には至適温度があります。

超ざっくりいうと、酵素が一番働きやすい温度というわけです。数学的、理論的思考に欠けた著者が書くと（インターネットの情報は、かなりそういうのが多い）、酵素の至適温度はだいたいは40度とかいうような、超適当な文面がよくみられます。

完全に間違いというわけではないようにも思えます。でも、正確な表現ではありません。

人間の体内で働いている酵素の至適温度は40度付近であることが多い

というのが、正確な表現です。そのあたりのことについて、上手に、正確に表現されている記事がありましたので、ここに紹介しましょう。

酵素とは何か?その4。酵素と温度,圧力,濃度,金属イオンとの関係
という記事です。酵素は、生き物ではありません。でも、酵素が一番好きな、あるいは一番良く働く温度、というのが存在します。それを、その酵素の至適温度と呼ぶことになっています。

人間の体温はだいたい40度ですね。現代人の平熱がどんどん低下傾向にある、ということが問題になってきています。昔の人々は、平熱は37度をうわまわっていました。

でも、最近では、36度もない人が続出しているようです。これでは、体内の代謝がうまくまわらず、ガン細胞を攻撃することもしにくくなってきています。

フォルクスワーゲンの脱法ソフトウェアを積んだエンジンから排出される排気ガスからは、発がん物質も、規準を越える量がたっぷりと排出されています。

もうけ一辺倒に走ったら、そういうこともするようになってしまうんですね。